なぜプログラミング書籍は途中から急に難しくなるのか

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プログラミング書籍を読んでいて、途中で挫折した人はとても多いと思います。

最初は比較的スラスラと読めるのですが、3章・4章あたりで急に難しくなって ついていけなる書籍が多いですよね。

なぜプログラミング書籍は途中から急に難しくなるのでしょうか?

著者の説明が下手なのは、単純に著者の責任なのでここでは除きます。 著者の説明が普通以上のレベルを前提に話を進めます。

原因としてはいくつか考えられますが、大きな原因を挙げるとしたら

  • 説明の分量が足りない
  • 第三者によるチェックが機能していない

このような原因があるのではないでしょうか。 それぞれを詳しく見てみます。

説明の分量が足りない

プログラミング書籍が急に難しくなるのは、 ほとんどの場合実践的な内容になってからです。

つまり文法的な説明が一通り終わって、 実際に何かしらのプログラムを作ってみる段階になると急に難しくなります。

最初の文法的な事に関しては説明が十分にされます。 ですから読んでいても普通に読めます。

次に実践的な段階になると、「プログラムの分量」にたいして「説明の分量」が少なくなります。 「説明の分量」が少ない上に、すぐに次のプログラムが表示されます。 そのプログラムに対する説明も少ないから余計わからなくなる。 これの繰り返しが展開されます。

ではなぜ説明の分量が少ないのでしょうか。

それは、「プログラムの分量」と「説明の分量」のバランスをとるのが難しいのだと思います。

十分な「説明の分量」をとると、その分ページ数が増えます。 ページ数が増えると、その分値段が高くなります。 値段が高くなると、その分売れにくくなります。

こういった関係性があるので、 限られたページ数の中に「プログラムの分量」をある程度載せるのであれば、 「説明の分量」を削らなくてはならないのでしょう。

逆に「プログラムの分量」を抑えて「説明の分量」を多くすると、 「情報量がもの足りない」といわれる書籍になってしまいます。

だからこそ「プログラムの分量」と「説明の分量」のバランスをどう取るか。 これに著者・出版社は苦労しているのではないでしょうか。

第三者によるチェックが機能していない

ここでいう第三者とは、出版社側のことです。

プログラミングの知識というのは専門知識です。 数学、物理、天文学などの知識も同じように専門知識といえます。

出版社側の人間が、数多くある専門知識についていちいち精通するのは無理でしょう。 ですから、著者が書いた説明が「わかりやすい内容がどうか」まではチェックしきれないと思います。

これが専門知識ではなく、自己啓発や一般的なビジネス書だったら、 出版社側の人間も「わかりやすい内容がどうか」のチェックを十分にできると思います。

専門知識だからこそ、第三者によるチェック機能が十分に働かないのも プログラミング書籍がわかりにくい原因の一つだと思います。

では、読む側としてはどうすればいいの?

上記のような理由から考えて一ついえるのは、 他の人のレビューを参考にして、良く検討した上で購入するのは当然として、 「一冊の本に完璧を期待しない」ことです。

プログラミング書籍は一般の書籍と比較して値段が高いため、 読む側の期待値も上がってしまいます。

値段が高いのは、一般の書籍と比較して発行部数が少ないため 値段を高くしないと採算がとれないという出版側の事情です。

値段の高低と、内容の良し悪しには関係がありません。

まずは読む側の期待値を下げましょう。 「どこか1章分でも使えればOK」、ぐらいの感覚で読めばあまりガッカリすることもありません。

文法の説明がわかりやすければ、それだけでも十分です。 文法の説明すらわかりにくい本は山のようにあります。

このように期待値を下げて読んでみてください。 そして「複数の書籍からいいとこ取りをすればいいや」、ぐらいの感覚でちょうど良いと思います。