人を動かす D・カーネギー 【要点メモ】

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世の中で生きていく上で「人間関係」はとても大きな割合をしめます。 「人を動かす」は、人間関係を良好にするための基本原則が書かれた本です。


(P26)
死ぬまで他人に恨まれたい方は、人を辛辣に批判してさえいればよろしい。
その批判が当たっていればいるほど、効果はてきめんだ。
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。

(P33)
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
この事実に気付いている人は、はなはだ少ないように思われる。
しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。
すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。これが、秘訣だ。

(P48)
深い思いやりから出る感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごす。
これが、友をつくり、人を動かす秘訣である。

(P51)
人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、
それを手に入れる方法を教えてやることだ。
これを忘れては、人を動かすことはおぼつかない。

(P54)
人を説得して何かをやらせようと思えば、口を開く前に、まず自分に尋ねてみることだ。
「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手におこさせることができるか?」

(P57)
自動車王ヘンリー・フォードが人間関係の機微に触れた至言を残している。
「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、
自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である」


(P78)
人間は、他人のことには関心を持たない。
ひたすら自分のことに関心を持っているのだ。朝も、昼も、夜も。

(P98)
幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。
何を幸福と考え、また不幸と考えるか。
その考えが、幸不幸の分かれ目なのである。


(P121)
些細なことにも、躍起になって文句を言う人がいる。なかには相当悪質なのもいるが、
そういう悪質な連中でも、辛抱強くしかも身を入れて話を聞いてくれる人、
いくらいきり立ってコブラのように毒づいても、
じっと終わりまで耳を傾けてくれる人に対しては、たいてい大人しくなるものである。

(P128)
話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。
興味をもたせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。
相手が喜んで答えるような質問をすることだ。
相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕向けるのだ。
あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、
自分自身のことに対して持っているのである。

(P129)
人の心をとらえる近道は、相手が最も深い関心を持っている問題を話題にすることだ。

(P139)
人間の行為に関して、重要な法則が1つある。
この法則に従えば、たいていの紛争は避けられる。
これを守りさえすれば、友は限りなく増え、常に幸福が味わえる。
だが、この法則を破ったとなると、たちまち、果てしない紛争に巻き込まれる。
その法則とは、「常に相手に重要感を持たせること」

(P161)
「議論したり反論したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。
しかし、それはむなしい勝利だ。相手の好意は絶対に勝ち得られないのだから」

(P179)
私は、相手の間違いを頭から決め付けるやり方は、効果がないどころか、
結局は、相手の自尊心を傷つけ、皆からも敬遠されて、
話し合いもできなくなるのがおちだと悟った。

(P219)
「敵をつくりたければ、友に勝つがいい。
見方をつくりたければ、友に勝たせるがいい」
その理由 -- 人間は誰でも、友よりも優れている場合には重要感を持ち、
その逆の場合には劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。

(P230)
本当に相手の身になってみることだ。
「もし自分が相手だったら、果たしてどう感じ、どう反応するだろうか」
と自問自答してみるのだ。これをやると、
腹を立てて時間を浪費するのが、馬鹿馬鹿しくなる。
原因に興味を持てば、結果にも同情を寄せられるようになるのだ。
おまけに、人の扱い方が一段とうまくなる。


(P235)
他人に物を頼もうとする時には、まず目を閉じて、
相手の立場から物事をよく考えてみようではないか。
「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。

(P236)
口論や悪感情を消滅させ、相手に善意を持たせて、あなたの言うことを、
大人しく聞かせる魔法の文句を披露しよう。
「あなたがそう思うのは、もっともです。もし私があなただったら、
やはり、そう思うでしょう」
こう言って話を始めるのだ。

(P267)
我々は、ほめられたあとでは、苦言もたいして苦く感じないものだ。

(P290)
相手の顔を立てる!これは大切なことだ。
しかも、その大切さを理解している人は果たして何人いるだろうか?
自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじっていく。
相手の自尊心などまったく考えない。
もう少し考えて、一言二言思いやりのある言葉をかけ、
相手の心情を理解してやれば、そのほうが、はるかにうまくいくだろうに!