アイデアのつくり方 ジェームス・W・ヤング【要点メモ】

最終更新日:

アイデアを考えるための参考書籍として真っ先に上げられるのがこの 「アイデアのつくり方」です。 約100ページの薄い本ですが、アイデアを作る際のエッセンスが詰まっています。 常に新しいアイデアを出す必要のあるクリエイティブな仕事についている方におすすめの本です。


(P18)
アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、
アイデアの製造過程も一つの流れ作業であること。

なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、
この技術を修練することがこれを有効に使いこなす秘訣である。

(P19)
第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで
実際に信用する人はまず僅かしかいない。
第二は、説明は至極簡単だが実際にこれを実行するとなると
最も困難な種類の知能労働が必要なので、
この公式を手に入れたといっても、
誰もがこれを使いこなすというわけにはいかない。

(P25)
どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり第二に方法である。
これはアイデアを作り出す技術についても同じことである。

(P27-28)
アイデアの作成の基礎となる一般的原理については大切なことが二つあるように思われる。
第一は、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。
第二は、既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、
事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きいということである。

(P31)
事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切なものとなるのである。

(P54-55)
アイデアの作られる全過程ないし方法
第一 資料集め -- 諸君の当面の課題のための資料と
  一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
第四 アイデアの実際上の誕生(ユーレカ!分かった!みつけた!)という段階。そして
第五 現実の実用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。

(P33)
第一段階
五つの中の第一の段階は資料を収集することである。
これは至極単純明瞭な心理にすぎないと諸君は驚かれるにちがいない。
にもかかわらず実際にはこの第一段階がどんなに無視されているか、これまた驚くばかりである。

(P43-44)
第二段階
諸君がここでやることは集めてきた個々の資料をそれぞれ手にとって心の触覚とでもいうべきもので
一つ一つ触ってみることである。
二つの事実を一緒に並べてみてどうすればこの二つがかみ合うかを調べる。
諸君がいまさがしているのは関係であるり、
ジグソー・パズルのようにすべてがきちんと組み合わされてまとまるような組み合わせなのである。

(P48)
第三段階
アイデア作成のこの第三段階に達したら、
問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに諸君の心を移すこと。
音楽を聴いたり、劇場や映画に出かけたり、詩や探偵小説を読んだりすることである。

(P51)
第四段階
アイデアの訪れてくるき方はこんな風である。
諸君がアイデアを捜し求める心の緊張をといて、
休息とくつろぎのひとときを過ごしてからのことなのである。

(P53)
第五段階
ほとんどすべてのアイデアがそうだが、そのアイデアを、
それが実際に力を発揮しなければならない場である現実の過酷な条件とか
せちがらさといったものに適合させるためには忍耐づよく
種々たくさんな手をそれに加える必要がある。