反応しない練習 草薙龍瞬【要点メモ】

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僧侶である著者が「原始仏教」の教えにもとづいて「悩み・苦しみ」を抜け出す方法を教えてくれます。


(P4)
もともと、ブッダの教えとは「心のムダな反応を止めることで、
いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法」のことです。

(P20)
生きることには”苦しみ”が伴う。
苦しみには”原因”がある。
苦しみは”取り除くことができる”。
苦しみを取り除く”方法”がある。


(P22)
私たちが日々心がけなければいけないことは、一つです。
「ムダな反応をしない」


(P28)
「心は求めつづけるもの」と理解すると、不思議な心境の変化が訪れることがあります。
つまり、「このままではいけない」「なにかが足りない」という得たいのしれない欠落感や焦り、
心の渇きが収まって、「人生とはそういうもの」と、もっと大きな肯定が可能になるのです。

(P31)
承認欲は、人の目が気になってしまう性格や、嫉妬心、
比較して優劣や勝ち負けにこだわってしまう心理など、さまざまな悩みの原因になっています。

(P36)
心の状態をみる方法
1.ココロの状態を言葉で確認する
2.カラダの感覚を意識する
3.アタマの中を分類する
    1: 貪欲、 2: 怒り、3:妄想
    
(P42)
妄想をリセットする基本は、「今、妄想している」と客観的に言葉で確認することです。

(P45)
悩みはいつも「心の内側」に生じます。だから、悩みを抜けるには、「心の外」にある
カラダの感覚に意識を向けることがベストの方法なのです。

(P56)
鬱になるのも、八つ当たりするのも、原因は「判断」(思い込み)にあります。

(P57)
「かなわなかった過去の願い」が、苦しみを生んでいる。
「失敗した」(こんなはずではない)という判断が、苦しみを生んでいる。
「相手はこうでなければ」という期待・要求が苦しみを生んでいる。
これらの「執着」を手放さなければ -- でないと、自分も相手も、苦しみ続けてしまう。

(P66)
人間というのは、一部しか見ていない -- そもそも立っている場所も、
みているものもまったく違う -- にもかかわらず、すべてを理解した気になって、
「自分は正しい」と思い込んでいる、ということです。

(P67)
仏教が目指す「正しい理解」とは、逆説的な言い方になりますが、
「正しいと判断しない」理解です。そんなことより「真実であり、有益である」
ことのほうが大事ではないか、と考えるのです。

(P74)
失敗した -- と思うことは、仕事でも、人間関係でも、人生全般に、必ず起こります。
大事なのは、そこで凹まないこと。けして自分を否定しないことです。

(P77)
「つい自分(相手)を否定してしまう」人向けのエクササイズ
1.一歩、一歩と外を歩く
2.広い世界を見渡す
3.「わたしはわたしを肯定する」と、自分に言い聞かせる。

(P83)
どのような状態であっても、自分を否定するという判断は手放すことです。
むしろ、今何をすべきか、何ができるかという、「この瞬間」だけを考えましょう。

(P98)
「ムダな感情を防ぐ」上で、一番重要なのは、
最初から「反応しない」という前提に立つことです。

(P109)
生きていれば、てごわく、厄介な相手にも、遭遇しますよね。
ただ、もしこちらが相手と同じ反応を返せば、相手との反応の応酬になってしまいます。
このとき問題は、相手に負けないことや、我を通すことではありません。
反応することで確実に「自分の心を失う」ことなのです。
「つい反応してしまう」状況にあってこそ、あえて大きく息を吸って、吐いて、
覚悟を決めて、相手を「ただ理解する」ように努めましょう。
そして、心のもう半分を、自分の内側の反応を見ることにつかうのです。

(P114)
過去を思い出して、「記憶」に反応して、新しい怒りを生んでいる --
それが、いつまでも怒りが消えない本当の理由です。
その怒りに実は「相手は関係がない」のです。