互換性

互換性とは

互換性とは、ハードウェアやソフトウェアなどが 異なる環境でも同じように動作するかどうかのことです。 英語では「Compatibility」です。
互換性を理解するには 「横の互換性」と「縦の互換性」を意識しておくと わかりやすくなります。

互換性

ハードウェアの互換性

ハードウェアの場合、 「横の互換性」は異なるハードウェア(機器)で動作するかどうかです。 メーカーの違う機器や、メーカーは同じでも異なる種類の機器で動作する場合は 互換性があるといいます。

「縦の互換性」は同じハードウェア(機器)でもバージョンが異なる場合に 動作するかを意味します。例えばゲーム機器のPS4で動作していた機器が PS5でも動作する場合は互換性があるといいます。

OSの互換性

OSの場合、「横の互換性」は WindowsやMac、Linuxなどの違うOSで動作するかどうかです。

「縦の互換性」はWindows7やWindows10などの同じOSの 異なるバージョンでも動作するかの意味で 使います。

ソフトウェアの互換性

ソフトウェアの場合、 「横の互換性」は異なるソフトウェアで動作するかどうかです。 例として、表計算ソフトのExcelで作成したデータは、 OpenOfficeの表計算ソフト「Calc」でも編集できます。

「縦の互換性」は同じソフトウェアの異なるバージョンでも 動作するかを意味します。

上位互換性と下位互換性

互換性に関連する用語として、上位互換性・下位互換性という言葉も よく使われます。
これまでの説明でいうと「縦の互換性」が上位互換性・下位互換性にあたります。

ゲームで例えると、 最新(上位)のゲーム機で使えるソフトが、 古い(下位)のゲーム機でも動作する場合、 下位互換性があるといいます。
逆に、古い(下位)のゲーム機で使っていたソフトが、 最新(上位)のゲーム機でも使える場合、 上位互換性があるといいます。

上位互換性・下位互換性

上位互換性・下位互換性については。 「上位が新しくて下位が古い」または 「上位がグレードが高くて、下位がグレードが低い」 と思っておいてください。

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