オンデマンド(On-Demand)
オンデマンドとは
ユーザーからの要求に応じて、
サービスを提供することです。
demandは「要求、要求する」という意味があり、
on demandで「要求に応じて」という意味になります。
オンデマンドという言葉が広まったのは1990年代です。 当時「ビデオオンデマンド」という、視聴者からの要求に応じて 映像コンテンツを配信するサービスが注目を集め、 そこからオンデマンドという言葉が広く認識されるようになりました。
オンデマンドは、あくまでユーザーの要求に応じたサービスなので、 決まった時間に配信されるようなサービスはオンデマンドとは言いません。
オンデマンド型サービスの例として、次のようなものがあります。
- ビデオオンデマンド
- ゲームオンデマンド
- オンデマンド印刷
- オンデマンド授業
ビデオオンデマンドは、
視聴者が見たい時に映像コンテンツが視聴できるサービス。
「VOD」とも呼ばれ、オンデマンドという言葉が広まるきっかけとなったサービスです。
見れるコンテンツは、放送が済んだ放送番組や
配信済みの映画などにとどまらず、独自の映像コンテンツを配信する企業もあります。
ゲームオンデマンドという言葉は現在ではほとんど使われておらず、
代わりに「クラウドゲーム」や「クラウドゲーミング」と呼ばれています。
「クラウドゲーム」は、
「eスポーツ」の発展とともに今後伸びていく分野です。
オンデマンド印刷は、
ユーザーからの要求(購入)があり次第、
印刷する方法です。
従来の印刷方法では「版」を作る必要があり、
印刷物の完成までに時間がかかっていました。
ですが「版」を作る必要のないデジタル印刷の技術が
発展したことで、オンデマンド印刷が可能になりました。
オンデマンド授業とは、
従来なら教室で行っていた授業の全部または一部を、
動画コンテンツとして配信することで授業の代わりとする授業方針です。
利きたい部分を繰り返し視聴できるなどのオンデマンドならではの
メリットもたくさんあります。