スクリプト

スクリプトとは

比較的簡単に記述できて、 コンパイルを必要とせずに即座に実行できるプログラムのことです。

「script」には映画・演劇・放送の台本といった意味がありますが、 IT分野では比較的簡単に記述できて、即座に実行できるプログラムのことを スクリプトといいます。
そしてスクリプトを記述できるプログラミング言語のことをスクリプト言語といい、 よく使用されるスクリプト言語にはJavaScript、PHP、Python、Rubyなどがあります。

通常、プログラムの作成は次の工程からなります。

  1. プログラミング(ソースコードの記述)
  2. コンパイル
  3. 実行

ですがスクリプトの場合は、コンパイルが不要なので工程が1つ減り即座に実行できます。

  1. プログラミング(ソースコードの記述)
  2. 実行

スクリプトとインタプリタ型言語に関する誤解

プログラミング言語は大きく2つに分かれます。 コンパイル型言語と、インタプリタ型言語です。

プログラムをコンパイルしてから実行するのがコンパイル型言語、 コンパイルが不要でインタプリタで即時実行するのがインタプリタ型言語です。

そしてインタプリタ型言語で作ったプログラムの中でも、 比較的簡単に記述できるプログラムをスクリプトといいます。 逆にある程度複雑で本格的なプログラムはスクリプトとは呼びません。

例えば、個人レベルで簡単に開発できるようなプログラムをスクリプトといい、 複数人数で作成したWebサービスなどの本格的なプログラムはスクリプトとはいいません。

多くのネット情報で、 「コンパイルが不要のプログラム」イコール「スクリプト」という表現を見かけますが、 実際は「コンパイルが不要のプログラム」プラス「比較的簡単に記述できるプログラム」 が「スクリプト」です。

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