RFC
読み方:アールエフシー
RFCとは
「Request for Comments」の略で、
インターネットに関する技術的な仕様や、
運用ルールなどを定めた文書です。
IETFという任意団体によって作成・管理されています。
インターネット上で公開されているので誰でも入手することができます。
「Request For Comment」を直訳すると 「コメント求む」や「コメント募集」という意味です。 もともとは研究者の間で、 インターネットに関する技術的な情報交換を目的として、 「意見を広く募集しています」といった意味合いで付けられた名前です。 徐々に関わる人数が増えていくにつれ、 現在のように策定された仕様を公開する場になりました。
RFCの文書には文書タイトルと同時に「RFC791」のように通し番号が付いています。 技術者同士の情報のやりとりの際にも「RFC791では」というように、 文書タイトルよりも通し番号の方が使われます。
数多くの文書が公開されており、
2021年の時点で通し番号は9000を超えています。
RFCの一覧は下のリンクから(但し数が多いので表示に時間が結構かかります)。
「Index of /rfc」
RFC文書をピンポイントで検索したい場合は下のサイトがおすすめです。
IETF Datatracker
RFC文書の具体例
RFCでは今日のインターネット技術を支える重要な文書が数多く公開されています。 ほんの一例ですが次のような文書があります。
RFC | 概要 |
---|---|
RFC791 | IP |
RFC793 | TCP |
RFC1918 | プライベートIPアドレス |
RFC2373 | IPv6 |
RFC2616 | HTTP |
RFC3339 | タイムスタンプ |