サブネットマスク

サブネットマスクとは

IPアドレスのネットワークアドレス部と ホストアドレス部(端末)を示す情報です。 サブネットマスクを2進法で表した場合、 「1」の部分がネットワーク部で、「0」の部分がホスト部になります。 10進法では「255.255.255.0」、 2進法では「11111111.11111111.11111111.00000000」といった値で表現されます。

サブネットマスクの値を操作することで、 本来は1つのネットワークを論理的に複数のネットワークに分割することが可能です。 分割されたネットワークをサブネットをいいます。

具体例で言うと、 「172.18.0.0」~「172.18.255.255」 の範囲のIPアドレスを使うネットワークの場合、 ネットワークアドレス部は上位16ビットです。 このネットワークに対してサブネットマスク「255.255.255.0」、 2進法では「11111111.11111111.11111111.00000000」を指定すると 上位24ビットまでをネットワークアドレス部として使用できます。 その結果、 「172.18.0」~「172.18.255」までのサブネットに分割することが可能です。

サブネットマスクは、 管理するパソコンやサーバーの台数が多いネットワークや、 本番環境と開発環境を分けたい場合などに使用されます。 一般のパソコンユーザーがサブネットマスクを意識することはほぼありません。

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