ポート番号とIPアドレスの関係
TCP/IP通信において、 ポート番号とIPアドレスはセットで使われる関係であり、 どちらも欠かせない重要な存在です。
IPアドレスはインターネットなどのTCP/IPネットワーク上で、 通信を行いたいコンピュータを特定するために使用されます。 言い方を変えるとIPアドレスで特定できるのは ネットワーク上のコンピュータまでです。
コンピュータ上ではHTTPSやFTP、SMTPといった複数のプログラム(サービス)が動作しており、 どのプログラム(サービス)とパケットの送受信を行うかを 指定するのがポート番号です。
つまり「IPアドレス+ポート番号」によって、 特定のコンピュータの特定のプログラム(サービス) と通信を行うことができます。
メールソフトやFTPソフトを設定する際に、 「ポート番号」を指定する場合があります。 ポート番号を意識するのはその時ぐらいでなので、 「IPアドレス」に比べると「ポート番号」は なじみの薄い言葉だと思います。 ですがTCP/IP通信で両者は切り離せない関係にあります。