INIファイル

読み方:イニファイル

INIファイルとは、 プログラム(アプリケーション)の各種設定内容を記載した テキストファイルのことで、 「設定ファイル」とも呼ばれます。ファイルの拡張子は「.ini」です。 「Initialization(初期化)」の頭文字を取って INIファイルと呼ばれています。
通常はプログラムと同じフォルダ(ディレクトリ)に格納し、 プログラムの起動時にINIファイルを読み込み、 記載されている設定内容に応じて プログラムの動作が決定します。
例えばプリケーションの画面やフォントのサイズを指定したり、 色を指定したりといったことが可能です。

INIファイルの記述形式は標準化こそされてませんが、 ほぼ決まった形式で次のように書かれています。

[セクションA]
パラメータ1=値1
パラメータ2=値2

角括弧[]で囲まれたセクションはグループを意味し、 各セクション内に「パラメータ=値」の形式で記述します。 (セクションは無くても構いません)

INIファイルは主にWindows系のOSで使用されることが多く、 UNIX系のOSの場合は「Configuration(構成)」 の頭文字をとって「.conf」ファイルが良く使用されます。 どちらも「設定ファイル」の意味です。
プログラミング言語によってはINIファイルの内容を 簡単に読み書きできる関数やメソッドが容易されている こともあり、多くのプログラムで使われているファイルです。

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