パスとディレクトリの違い

まずはパスとディレクトリそれぞれについて説明し、 その後にパスとディレクトリの違いについて解説します。

パスとはファイルやディレクトリの場所を示す情報のことです。 「C:\Windows\System32\wscript.exe」のように ファイルの場所を示す場合は「ファイルパス」とも言い、 「C:\Windows\System32」のように ディレクトリの場所を示す場合は「ディレクトリパス」とも言います。 単にパスと言う場合は前後の文脈からどちらかを推測します。

ディレクトリはパスを構成する要素(階層)で、 ディレクトリの中にファイルやディレクトリを入れることができます (Windowsではディレクトリのことをフォルダとも言います)。
ファイルを書類だとすると、ディレクトリは書類入れにあたり、 書類入れの中にさらに別の書類入れを入れることができます。

それぞれの意味からパスとディレクトリの違いは、 「場所を示す情報」か、「場所を示す情報の構成要素」かの違いです。 パスはファイルやディレクトリの場所を示す情報で、 ディレクトリはパスを構成する要素(階層)になります。

IT基礎知識