エスケープシーケンス

エスケープシーケンスとは、 「'」や「"」などの特別な意味を表す文字や、 改行やタブなどのキーボードからは直接表せない文字 を表す方法であり、 具体的には「"」を「\"」、「'」を「\'」、改行を「\n」、タブを「\t」等と表記し、 エスケープシーケンスで1つの文字と見なされます。

改行は「\n」で表しますが、 本来の意味(この場合はn)をエスケープして、 特別な意味(この場合は改行の意味)を持たせることから エスケープシーケンスと言います。

エスケープシーケンスに使う最初の1文字を エスケープ文字と言います。 JavaScript、C言語、Python、Javaなど多くのプログラミング言語で 使われるのはバックスラッシュ記号 (日本語環境では円記号)ですが、 バッククォート記号「`」を使う場合(PowerShell)もあります。 プログラミング言語によって異なるので注意してください。

代表的なエスケープシーケンスの一覧を紹介します。 (エスケープ文字を\としています)

エスケープシーケンス意味
\a警告
\bバックスペース
\f用紙送り
\n改行
\rキャリッジリターン
\tタブ(水平)
\vタブ(垂直)
\'シングルクォート
\"ダブルクォート
\\円記号
\0Null
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