電子データとPDFの違い

電子データとPDFの違いは、抽象的な概念か 具体的なファイルの種類かの違いです。 電子データ(電子ファイル)のファイル形式の1つとしてPDFがあります。

電子データはパソコンやスマートフォン等のコンピュータで扱うデータのことです。 少し専門的に言うとハードディスクやUSBメモリ等の電磁的記録媒体に保存される電磁的記録」です。 一般的には紙媒体と区別するときに電子データや電子ファイルといった言い方をします。 電子データの集まりが電子ファイルですが、両者はほぼ同じ意味として使われます。

この電子データ(電子ファイル)には種類があり、 テキストデータを扱うテキストファイル、 画像データを扱う画像ファイル、 音声データを扱う音声ファイル等たくさんの種類があります。 PDFはこれらのファイルの種類の1つです。

PDFはアドビ社が開発した文書規格で、OSなどの環境に依存せずに 同じ見た目で文書を表示・印刷できるファイルのことです。 一般的にはPDFファイルと呼ばれており、ファイルの拡張子は「.pdf」です。 会社や役所で公開されているデータの多くがPDFファイルで公開されています。

このように電子データとPDFは同じ次元で比較されるものではなく、 電子データ(電子ファイル)の種類の1つがPDFです。 電子データの方が抽象度が高くなります。

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