秀丸マクロ: 基本事項
文の終わりはセミコロン(;)
文はセミコロン(;)で区切ります。
insert "a";
次のように、1行に複数の文を記述することもできます。
ですが文の内容によっては可読性が悪くなるので
1行に1文をおすすめします。
insert "a"; insert "b";
ラベルやサブルーチンはコロン(:)
ラベルやサブルーチン名の後はコロン(:)を付けます。
ラベルはgoto文でのジャンプ先の名前です。
// ラベル LabelName: 処理
サブルーチンは処理のまとまりで、 関数と似ています。
// サブルーチン SubName: 処理 return;
コメントアウト //
コメントはC++と同じように // を使います。
Ver6.00以降では /*~*/もコメントとして使えますが、 汎用的なマクロを作成する場合は使わない方が無難です。 ご自身で使うだけのマクロなら大丈夫です。
// この行はコメントです。 insert "a"; // スラッシュ以降はコメントです。 /* 複数行の コメントで利用すると便利です。 */
メッセージボックス message
メッセージボックスを表示する場合は、 message文を使います。
message "Hello";
通常は、上のようにmessage の後に文字列を指定しますが、 message()のカッコの中に文字列を指定しても表示されます。
// message()でも表示される message("Hello");
数値を表示する場合は、str()関数で文字列型に変換する必要があります。
// 数値を表示 message str(100);
ステータスバーに表示 title
ステータスバーに情報を表示させるには
次のように title 文を使います。
デバッグ時に利用すると便利です。
title "ステータスバーに表示", 1; title -1, 1;
2つの文がありますが、どちらも必要です。
最初の1文で表示する情報を指定し、
2番目の文でマクロ終了後も情報がステータスバーに表示されたままになります。
マクロの終了 endmacro
秀丸マクロを終了する場合は endmacro文かendmacroall文を使います。
endmacro は現在のマクロを終了するだけで、 他のマクロに呼び出された場合、 呼び出し元のマクロは終了しません。
一方、endmacroall文は呼び出し元も含めたすべてのマクロを終了します。
// 現在のマクロのみ終了 endmacro; // すべてのマクロを終了 endmacroall;