秀丸マクロ: ファイル操作
ファイル関連のキーワード
ファイル関連のキーワードを紹介します。
編集中のファイルについて
キーワード | 説明 |
---|---|
filename | フルパス(小文字に変換) |
filename2 | フルパス(変換なし) |
basename | ファイル名のみ(小文字に変換) |
basename2 | ファイル名のみ(変換なし) |
directory | カレントフォルダ(小文字に変換) |
directory2 | カレントフォルダ(変換なし) |
ファイル「d:\test\sample.txt」
のそれぞれの値を取得してみます。
message filename; // d:\test\sample.txt message directory; // d:\test message basename; // sample.txt
実行中のマクロファイルについて
キーワード | 説明 |
---|---|
currentmacrofilename | フルパス(小文字) |
currentmacrobasename | ファイル名(小文字) |
currentmacrodirectory | カレントフォルダ(小文字) |
他にもキーワードはたくさんありますので、 必要な方は以下を参照してください。
ファイルを開く
ファイルを開く場合は openfile 文を使います。
パス指定する場合は「\」ではなくエスケープして
「\\」と記述してください。
// ファイル名のみ指定 $fname = "sample.txt"; openfile $fname; // パスを指定 $fname = "d:\\test\\sample.txt"; openfile $fname; // 文字コードを指定 openfile "sample.txt", utf8;
主な文字コードの指定方法は次の通りです。
指定方法 | 文字コード |
---|---|
utf8 | UTF8 |
sjis | Shift-JIS |
euc | EUC |
unicode | Unicode(UTF-16) |
新規ファイルを開く
新規ファイルを開く場合は次のように指定します。
openfile "";
ステルスモードで新規ウィンドウを開く
ファイルをステルスモード(見えない状態)で開くと、 画面に表示されないためマクロが高速で実行できます。
// ステルスモードでファイルを開く openfile "/h " + $filename; // ステルスモードで新規ウィンドウを開く openfile "/h"; //