秀丸マクロ: 変数
秀丸マクロの変数には、「文字列型」と「数値型」の2種類あります。 変数名は大文字と小文字が区別されます。
文字列型 $
文字列型は変数の先頭が「$」で始まり、
変数名は適当な英数字が約30文字まで使えます。
文字列は""(ダブルクォーテーション)で囲みます。
文字列型で扱えるのは約8,000バイト(日本語では約4,000文字)です。
$hoge = "hello";
数値型 #
数値型は変数の先頭が「#」で始まり、
変数名は適当な英数字が約30文字まで使えます。
数値型で扱えるのは4バイト(-2147483648から2147483647)の符号付き整数です。
#num = 100;
型変換 str() val()
数値型を文字列型に変換する場合は str()関数を使い、
逆に数値型を文字列型に変換する場合はval()関数を使います。
val()関数で数値に変換できない場合は0が返ります。
// str()で文字列型に変換 #num = 100; message str(#num); // val()で数値型に変換 $s = "100"; #total = 100 + val($s);
グローバル変数・ローカル変数
変数にはグローバル変数と、ローカル変数の2種類があります。 秀丸マクロでは、2つの変数の表記方法が違います。
秀丸マクロを記述したファイルのどこからでも参照できる変数が グローバル変数です。変数名の前に$または#記号を1つ付けます。
$変数名 #変数名
一方、ローカル変数はサブルーチン内しか参照できない変数です。 $$または##というように記号を2つ付けます。
$$変数名 ##変数名