CSSの適用方法 3種類
HTMLにCSSを適用するには次の3つの方法があります。
- style 属性でスタイルを指定する(HTMLファイルに記述)
- style 要素でまとめてスタイルを指定する(HTMLファイルに記述)
- link 要素で外部スタイルシートを読み込む(CSSファイルに記述)
この3つのうち、推奨されているのは3番目の外部スタイルシートを読み込む方法です。
それぞれの方法について見ていきます。
1. style 属性でスタイルを指定する(HTMLファイルに記述)
HTML 要素の style 属性を使って直接スタイルを指定します。
次の指定例では、p 要素の color プロパティを 「red」、font-size プロパティを「15px」に指定しています。 複数指定する場合はセミコロン(;)で区切ります。
<p style="color: red; font-size: 15px">...</p>
2. style 要素でまとめてスタイルを指定する(HTMLファイルに記述)
<style>...</style>の中にスタイルを指定します。 通常は head 要素の中に style 要素を記述します。
<head>
.
.
<style>
p {
color: red;
font-size: 15px;
}
h1 {
font-size: 20px;
}
</style>
</head>
3. link 要素で外部スタイルシートを読み込む(CSSファイルに記述)
HTMLファイルとはべつに外部スタイルシート(CSSファイル)を用意し、 link 要素でCSSファイルを読み込みます。CSSファイルの拡張子は「.css」とします。
外部スタイルの先頭に「@charset」で文字コードを指定します。通常は「UTF-8」を指定します。
HTMLファイル側の記述
<head>
...
<link rel="stylesheet" href="style.css">
...
</head>
CSSファイル側の記述(style.css)
@charset "UTF-8"; p { color: red; font-size: 15px; } h1 { font-size: 20px; }
スタイル指定が重複した時の優先順位
複数のスタイル指定方法があるので、指定が重複してしまう場合もあります。 その場合は、後から読み込まれた指定ほど優先順位が高くなります。
文章は上から下へ処理されていきますので、 通常の優先順位は下のようになります。
文書内の指定で重複した場合は、より限定的で詳細な指定を行っているスタイルが優先されます。 例えば、要素に対して指定したスタイルと、クラスに対して指定したスタイルが重複する場合は、 クラスに対して指定したスタイルが優先されます。
優先させたい場合は「!important」を使う
優先させたいスタイルに対して「!important」キーワードを使うことで、 そのスタイルが優先されます。
p {
color: red; !important
font-size: 15px; !important
}
上の場合は p 要素の「color: red;」と「font-size: 15px;」の指定が優先されます。