JavaScript: 2次元配列の出力はconsole.tableが便利
JavaScriptで開発をする時に変数の値を確認するために ブラウザのconsole.log()機能を使っている人も多いと思います。 通常の変数や配列ならconsole.logで十分なのですが、 2次元配列等は思ったように表示されずに不便な場合があります。
2次元配列をconsoleに出力する場合はconsole.table()機能を使うと便利です。
次のサンプルコードでは、4行3列の2次元配列を用意し、
console.table()を使って表示しています。
// 2次元配列 let arr2 = [ [10,20,30], [20,30,40], [30,40,50], [40,50,60] ]; // 出力 console.table(arr2);
以下はFireFoxでの出力例です。
一番左側の列が行番号(配列の添字)となっていて、
一番上の行が要素番号になっています。
![Firefox](https://step-learn.com/img/img05/2022-0612-05.png)
次はGoogle Chromeでの出力例です。 Chromeの場合、一番上の列番号が表示されている部分 (下図の赤枠部分)をクリックすると、データのソートも出来ます。
![Google Chrome](https://step-learn.com/img/img05/2022-0612-06.png)
このようにテーブル形式で表示してくれます。
2次元配列をコンソールに出力する場合、 console.log()をループで回すよりも、 console.table()を使ったほうが1行で済むので助かります。
関連記事: オブジェクトの出力はconsole.dir()が便利