JavaScript: if else if文で何もしない場合の書き方

JavaScritp の if else if 文で、条件によっては処理を 「何もしない」場合があります。

その場合は「; セミコロンのみ(空文)」を記述すると、 「何もしない(処理なし)」を実現できます。

「何もしない」のコード例

下のコードは、条件3のときに「何もしない」を意味する空文を記述しています。


if (条件1) {
  処理1;
} else if (条件2) {
  処理2;
} else if (条件3) {
  ;  // 何もしない
} else {
  処理4;
}

空文を記述する場合は、コメントもあわせて記述しておくと、誰が読んでもわかりやすくなります。

空文を使用する際の注意点

if 文にうっかり「セミコロン」を記述すると、バグの原因になる場合があります。 その例を紹介します。

次のような if 文があるとします。


if (条件1)
  処理1;

これは「条件1」が true なら「処理1」を実行するという意味です。

この if 文に、次のようにうっかり「空文」を記述してしまうとどうなるでしょうか?


if (条件1);  // ここにうっかりセミコロンをつけてしまった
  処理1;

この場合は条件1が true でも、後に続く文は「空文」ですから何もしません。

次の行の「処理1」は if 文とは関係なくなり、常に実行されてしまいます。

このように、間違って「;」セミコロンを付けてしまうと、 空文と解釈されてバグの原因となるので注意が必要です。

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