JavaScript: 小数点以下の切り捨て・切り上げ・四捨五入
JavaScriptで小数点以下の切り捨て・切り上げ・四捨五入する方法を紹介します。 いずれもMathオブジェクトで用意されているメソッドを使うことで可能です。
切り捨て
小数点以下を切り捨てる場合はfloorメソッドを使用します。
console.log(Math.floor(2.5)); // 2 console.log(Math.floor(-2.5)); // -3
floorメソッドは引数以下の最大の整数を取得するために、 負数の場合は少し違和感があります。
そこで「ES2015」で切り捨てのためのメソッド「trunc」が追加されました。 「trunc」の場合は単純な切り捨てなので次のようになります。
console.log(Math.trunc(2.5)); // 2 console.log(Math.trunc(-2.5)); // -2
「floor」か「trunc」は、負数の場合に欲しい値に応じて使用してください。
切り上げ
小数点以下を切り捨てる場合はceilメソッドを使用します。
ceilメソッドは引数以上の最小の整数を取得します。
console.log(Math.ceil(2.2)); // 3 console.log(Math.ceil(-2.8)); // -2
四捨五入
小数点以下を切り捨てる場合はroundメソッドを使用します。
console.log(Math.round(2.3)); // 2 console.log(Math.round(2.5)); // 3 console.log(Math.round(-2.4)); // -2 console.log(Math.round(-2.5)); // -2 console.log(Math.round(-2.6)); // -3