JavaScript: 数値リテラルの表現方法

JavaScriptで数値リテラルを表現する方法を解説します。 数値リテラルは大きく2つに分かれます。 整数リテラルと浮動小数点リテラルです。 それぞれについて順番に説明します。

整数リテラル

整数リテラルは何進数かによって次の4つの表現方法があります。

  • 10進数リテラル
  • 16進数リテラル(「0x」で始まる)
  • 8進数リテラル(0o」ゼロ・オーで始まる)
  • 2進数リテラル(「0b」で始まる)

10進数はそのまま表現できますが、 16進数・8進数・2進数はゼロ+ローマ字で始まります。
具体的には次の通りです。

// 10進数リテラル
console.log(99);   // 99

// 16進数リテラル
console.log(0xFF); // 255

// 8進数リテラル
console.log(0o77); // 63

// 2進数リテラル
console.log(0b11); // 3

浮動小数点リテラル

浮動小数点リテラルは次の2つの表現方法があります。

  • 通常の小数点数表現
  • 指数表現

具体例は次の通りです。

// 通常の小数点数表現
console.log(1.23);    // 1.23

// 指数表現
console.log(0.123e2); // 12.3

// 指数表現
console.log(1.23e-2); // 0.0123

指数表現は「仮数部」「e」「符号」「整数部」の4つの部分からなり、 次のように記述します。

(仮数部)e(符号)(整数部)

指数表現は桁数の多い数を表現する場合に利用すると便利です。
「10000000000」よりも「1.0e10」の方がわかりやすく、 同じように「0.0000000001」よりも「1.0e-10」の方がわかりやすくなります。

console.log(10000000000);  // 10000000000

console.log(1.0e10);       // 10000000000

console.log(0.0000000001); // 1e-10

console.log(1.0e-10);      // 1e-10
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