インポートとは
インポートとはデータを取り込むこと
インポートとは、パソコンやスマホのアプリケーションに、 ファイルのデータを取り込むことです。
英単語のimportには「輸入・運び込む・持ち込む」といった意味があり、 そこからデータをアプリ内に取り込むことをインポートといいます。
インポートの対義語は エクスポート です。 エクスポートはパソコンやスマホのアプリケーション内のデータを、 ファイルとして出力することです。

インポートの目的は主に2つ
インポートを行う目的は主に2つあります。 「バックアップファイルからデータを取り込む」場合と 「他のアプリケーションからのデータを取り込む」場合です。
バックアップファイルからデータを取り込む
パソコンを新しく買い替えた場合など、 バックアップファイルからデータをインポートすることで、 スムーズにアプリケーションのデータを取り込めます。
メールソフトを例に説明すると、
① まずメールソフトのエクスポート機能を使ってデータをファイルとして出力。
② 次にエクスポートしたファイルを新しいパソコンに移行。
③ 最後に新しいパソコンにあるメールソフトで、ファイルをインポート。
これでアプリデータを新しいパソコンに移行できます。
通常は機器の予期せぬ故障に備えて、 エクスポート機能を使って定期的にバックアップファイルを作成します。 そして故障などが発生した場合は、そのバックアップファイルを用い、 データをインポートします。
他のアプリケーションからのデータを取り込む
他のアプリケーションからのデータを取り込む場合にもインポートは良く利用されます。
例として「Google Chrome」のブックマークデータを 「Firefox」にも取り込みたい場合、
①「Google Chrome」のブックマークマネージャを使って、 ブックマークをエクスポート。
② エクスポートしたファイルを「Firefox」のインポート機能でインポート。
この流れで「Google Chrome」のブックマークを「Firefox」に 取り込むことができます。 このように異なるアプリケーションのデータを取り込みたい場合にも、 エクスポート・インポートは使われます。
他にはエクセルなどの表計算ソフトで作ったデータを、 アクセスなどのデータベースソフトに取り込む場合にも利用しますし、 メールソフトを他のメールソフトに乗り換えたい場合にも使います。
画像とビデオのインポート
Windows10では スマホやデジカメの画像をパソコンに取り込むこともできます。 Windows10ではエクスプローラーの「画像とビデオのインポート」 メニューから画像やビデオをパソコンに取り込むこともできます。
この場合のインポートは、アプリケーションに取り込むのとは違い、 「画像ファイルをパソコンに取り込む」という意味になります。
インポートとダウンロードとの違い
ダウンロードはWebサーバー上にあるファイルを、 自分のパソコンやスマホに保存することです。 ダウンロードの対義語はアップロードになります。
インポートは、現在使用している機器のアプリケーションにデータを取り込むことです。 インポートの対義語はエクスポートになります。
Webサーバーにあるファイルをダウンロードして、 そのファイルをアプリにインポートしてデータを活用するケースもあります(下図)。
