モジュールとは

モジュールとは交換可能な部品のこと

モジュール(module)とは、 一定の規格に従った交換可能な部品(構成要素)のことです。

例えばパソコンの構成要素であるメモリは 「メモリモジュール」と呼ばれます。 メモリの規格に沿って作られているため、 規格に合うメモリモジュールであれば、 他のメーカーのメモリモジュールと交換しても動作します。

基本的にモジュールは単体では動作しませんが、 他と組み合わせることで機能するようになります。

モジュール(module)の派生語にモジュラー(modular)という言葉があり、 これは「モジュール式の」という意味です。 例えば「モジュラージャック」や「モジュラーケーブル」などは 「規格に従っているため、どのメーカーが作ったものでも機能する」 という意味が含まれます。

各分野でのモジュールの意味

パソコン部品

モジュール(module)という言葉はいろいろな分野で使われていて、 各分野によって意味合いが違ってきます。

建築分野では「測定基準」として建築の設計時に使用されています。 「尺モジュール」は「910㎜=3尺」とする単位を基準としていて、 「メートルモジュール」はメートル法を基準にしています。

機械分野では「歯車の歯の大きさを表す単位」として使われます。 具体的には歯車の直径を歯車の数で割った数値を「モジュール」 という単位で表します。

工業分野では「規格化された交換可能な部品」として使われます。 高度にモジュール化が進んだ工業製品としてパソコンやスマホなどの コンピュータがあります。CPU・メモリ・ハードディスク・SSD・入力装置など、 多くの部品がモジュール化されているため交換可能です。

ソフトウェア分野では「コンピュータプログラムを構成する部品」 として使われます。複数の機能をモジュールに分割することで、 プログラムの開発やテストなどを効率よく行うことができます。

教育分野では「授業時間の単位」という意味で使われます。 1回45分の授業を15分に3分割し、15分のモジュール学習を3回行う事で 45分授業の1回分とします。

各分野によって詳細は異なりますが、共通するのは 「規格化されている」「交換可能」「構成要素」「部品」 といった考え方です。

ソフトウェア分野でのモジュール

プログラミング言語「Python」でのモジュールとは

ソフトウェア分野でもモジュールという言葉が使われます。

例えばプログラミング言語「Python」の場合、 複数の関数やクラスを含んだファイル(.pyファイル)のことをモジュールと呼びます。

他のプログラムからモジュールを呼び出し(import)、 モジュール内にある関数やクラスの機能を利用します。 そしてモジュールの集まりをパッケージと呼びます。

なお、モジュールやパッケージという言葉の意味合いは各プログラミング言語によって 多少違ってきます。今回の例はあくまでPythonの場合です。

モジュールとライブラリの違い

ソフトウェア分野ではモジュールと似た言葉に「ライブラリ」があります。 この2つの言葉に明確な線引きはなく、結構あいまいに使われています。
どちらも部品化されていて、組み込んで使うのが共通点です。

区別するとすれば、モジュールは単独の機能という面が強く、 ライブラリは複数機能の集合体といえます。 ざっくり言うと「ライブラリ」>「モジュール」となります。