オンプレミスとは

オンプレミスとは情報システムの自社運用

オンプレミス(on-premises)とは情報システムのハードウェアを、自社の敷地内や データセンター内に設置し、自分たちで運用することです。 省略してオンプレと呼ぶこともあります。

英単語「premise」は「前提・根拠」という意味ですが、 複数形の「premises」は「敷地・構内」の意味があります。

オンプレミスの対義語

クラウド

クラウドが出てくる以前は、 情報システムは自社運用を行うことが普通で、 「オンプレミス」という言葉もありませんでした。

2000年代中盤頃に「クラウドサービス」が出現してから、 クラウドの対義語として 「オンプレミス」という言葉が使われるようになりました。

クラウドとはインターネット経由で利用できるさまざまなサービスのことを言います。 AmazonのAWSやGoogleの各種サービスを始めとして、 多数のクラウドサービスが存在しています。

クラウドの他には「 オンデマンド (ユーザーの要求に応じたサービス提供)」 の対義語として「オンプレミス」が使われることもあります。

オンプレミスのメリット・デメリット

メリット①:サーバー等の機器を自由に選択できる

サーバー

オンプレの場合は使用するサーバー等の機器を自由に選択することができます。 高い処理能力が必要となるシステムや、 高い可動性が求められるシステムの場合、 クラウドという選択肢よりも、 オンプレで高性能サーバーを導入するケースが多々あります。

メリット②:セキュリティの安全性

オンプレの場合はデータは自社サーバー内にありますから、 アクセスできる人間は限定できます。

一方クラウドの場合は他社にデータを預ける形になります。 クラウドサービス経由でデータ漏洩事件がたびたび発生しているように、 インターネット上に大事なデータを置くことはリスクがあります。

デメリット①:初期投資額が高い

オンプレミスの場合、サーバーやネットワーク機器、 ソフトウェアライセンスなどのハード・ソフト両面を自社で用意する必要があります。

企業の規模にもよりますが、中小企業でも数百万、規模が大きくなると数千万や億単位で 初期投資金額が必要となります。

デメリット②:自社で資産の管理・保守を行う必要がある。

自社運用ですから、資産(ハード・ソフト両面)の 管理や運用保守を自分たちで行う必要があります。 例えばサーバーに障害が発生したときなどは 自分たちで対応するか、外部に委託する必要があります。 そのために専門の知識や経験を持ったエンジニアや機器を確保する費用が発生します。

オンプレミスとクラウドの選択

選択肢

情報システムを構築する際に、 オンプレミスかクラウドかの選択肢があります。

初期投資にお金をあまりかけられない場合はクラウド、 クラウドが提供するサーバーのスペックでは物足りない場合はオンプレミス、 などのいろいろな条件を考慮して選択する必要があります。

ただし、どちらか一方に偏らずにオンプレミスとクラウドの両方を採用し、 両者の良いとこ取りをする「ハイブリッド型」も近年増えています。