【2021年版】PHP開発用のおすすめエディタ・IDE 13選
PHP開発にあたって、どんなエディタやIDE(統合開発環境)を
使うかで開発効率が左右されます。
ありがたいことに、
現在は優れた機能のエディタやIDEが数多く存在するので
選ぶのに迷うほどです。
そこでこの記事では、PHP開発に適したエディタやIDE(統合開発環境)を対応OS (Windows/Mac/Linux)と共に紹介します。
PHPエディタ(Windows/Mac/Linux)
ここではWindows、Mac、LinuxいずれのOSでも使える、 マルチプラットフォームのPHPエディタを紹介します。Visual Studio Code
(Windows、Mac、Linux)
「Visual Studio Code」はマイクロソフトが開発した無償のエディタです。 Visual Studioのコード編集特化版ともいえます。
クロスプラットフォームなので、Windows、Mac、Linux環境で使用できます。 言語はPHPはもちろん、HTML、JavaScript、Pythonなど多くの開発言語に対応しています。
構文の色表示、ハイライト表示、IntelliSense等マイクロソフトの技術が 発揮されているエディタです。
マイクロソフトのソフトに興味のある方にはおすすめします。
Atom
(Windows、Mac、Linux)
「Atom(アトム)」はGitHubによって開発されたエディタです。 Electronというソフトウェアフレームワークを利用しており、 クロスプラットフォームで、Windows、Mac、Linuxで使用できます。
2015年にバーション1.0がリリースされて以降、 Webフロントエンジニアを中心として人気が広まっています。
Atomはパッケージをインストールすることで機能を拡張していきます。 相当数のパッケージが開発されて、コミュニティも活発です。 PHPに関するパッケージも多数あります。
Sublime Text
有料(Windows、Mac、Linux)
2008年に最初のバージョンが発表されて以降、
エディタの世界に革命を起こしたのが「Sublime Text」です。
ぼぼIDEなみの機能がありながら、
エディタのような軽さで動作するため、
その評判はあっという間にプログラマーの間で広まりました。
プログラミングに特化したエディタなので、 PHPはもちろん、他の多くのプログラミング言語にも対応しています。
有料エディタですが、無料でもすべての機能が使えます。 無料で使っていると「よろしければ購入してください」という アラートメッセージが表示されますので、 もし気に入ったら購入してください。
PHPエディタ(Windows)
Windows用のエディタを紹介します。
Notepad++
(Windows)
「Notepad++」はPHPだけでなく、多くのプログラム言語に対応しています。
海外で開発されたエディタで、特に海外のプログラマーに人気のあるテキストエディタです。
以前は最初に日本語化の作業が必要でしたが、現在は最初から日本語が問題なく表示されています。
NotePad++の特徴は、数多くのプログラム言語に対応していて、プラグインによって機能を拡張できることです。プラグインはPlugin Managerによって管理します。 簡単に機能拡張できるのでいろいろと試してみるとおもしろいと思います。
NppFTPというプラグインを使うと、サーバー上のファイルを直接編集できます。
わざわざFTPソフトでアップロードする必要がないので便利です。
関数を一覧表示してくれる機能は標準で組み込まれています。
世界中のプログラマーから評価されているソフトなのでおすすめします。
秀丸エディタ
有料(Windows)
「秀丸エディタ」は有料ですが、昔から根強いファンが存在します。
人気の理由は軽さや機能の豊富さ、さらに秀丸マクロという独自のマクロ機能にあります。 ネット上で先人達が作ったさまざまなマクロ機能が公開されていますし、 自分で作ることもできます。
PHPの開発をするならPHPの強調表示用ファイルも公開されていますし、 スニペットも組み込むことができます。
サクラエディタ
(Windows)
「サクラエディタ」も昔からあるエディタで、 Windows用のフリーのテキストエディタとしては一番メジャーです。
プログラミング用のエディタとしては、 これまでに上げたエディタと比べると物足りないとかもしれません。、 ですがPHPの強調表示用のファイルもありますので、 「国産、フリー、軽い」 といった条件でエディタを探している方にはおすすめです。
PHPエディタ(Mac)
Mac用のエディタを紹介します。
CotEditor
(Mac)
「CotEditor」はMacでは有名な国産テキストエディタです。 シンプルなエディタで汎用的に使えますが、 プログラミングでも十分使えます。
文字のハイライトや関数リストなど PHPのちょっとした規模のプログラミングなら十分な機能があり、 Macのテキストエディタとしては定番のエディタと言えます。
mi
(Mac)
「mi(エムアイ)」は昔からあるMac用の国産テキストエディタです。 元々は「ミキカキエディット」として2000年より前にリリースされていました。 現在は「mi(エムアイ)」という名前で開発が継続されています。
軽量かつ速い動作で、 強調表示機能や、コードの補完機能、オートインデント機能など、 プログラミング用途で使うこともできます。 初心者だけでなく、上級者でも十分使えるテキストエディタです。
BBEdit
有料(Mac)
「BBEdit」は有料エディタです。
以前は「TextWrangler」というテキストエディタが
BBEditの無料版として提供されていました。
現在はBBEditに一本化されて、
「BBEdit Free Mode」という機能限定版なら
無料で使い続けることができます。
BBEditの料金は結構高いので、
無料の機能限定版をおすすめします。
IDE(統合開発環境)
ここではIDE(統合開発環境)を紹介します。
Visual Studio
(Windows、Mac)
「Visual Studio」はMircosoft社が開発したIDEで、 Windowsでアプリケーションを開発する場合の定番IDEです。
以前は.NetFrameworkに対応したIDEというイメージでしたが、 現在ではWebアプリやスマホアプリなどの開発にも対応した 総合的なIDEとなっています。もちろんPHP開発も可能です。
いくつか版があって、Community版なら無償で利用できます。 Microsoft社のIDEを使ってみたい方にはおすすめです。
Eclipse
(Windows、Mac、Linux)
「Eclipse」はIBMが開発したオープンソースのIDEです。 Javaの開発用IDEとしてよく使われていますが、 PHPも使えます。 PHPのパッケージがあるので、 インストールすればすぐにPHPでの開発が可能です。
キーワードハイライト、コード補完、デバッグ機能などもついていて、 操作に慣れるのに少し時間がかかりますが、 慣れると頼りがいのあるIDEです。
NetBeans
(Windows、Mac、Linux)
「NetBeans」はオラクルが中心となって開発しているオープンソースのIDEです。 ほぼほぼJavaで作られています。 プログラミング言語はJavaやPHP、JavaScript等に対応しています。
Eclipseと比較すると知名度はありませんが、 オラクルが作っているため品質は信頼できます。
PhpStorm
有料(Windows、Mac、Linux)
「PhpStorm」はJetBrains社が開発したIDEです。
JetBrains社はPhpStorm以外にも多数のIDEを開発しており、
その技術力の高さには定評があります。
どちらかと言うと、
本格的なプロ用のIDEなので初心者にはおすすめできません。
PhpStormはPHPだけでなく、 HTML、CSS、JavaScriptなどの フロントエンド技術にも対応しています。
料金はサブスクリプション方式で安くはありません。 会社に勤めている方なら、 会社に購入してもらうと良いと思います。
エディタやIDE(統合開発環境)の選び方
自分が使うエディタやIDEを選ぶにあたってのおすすめの方法は、 いくつか気になるエディタやIDEを自分の環境にインストールして、 実際に試してみることです。
どんなエディタやIDEにもそれぞれメリットやデメリットがあります。
完璧なツールは存在しません。
IDEは機能は豊富ですが起動に時間がかかったり、
使いこなせるまでに時間が必要だったりします。
エディタは起動は速いのですが、機能面ではIDEに劣ってしまいます。
このような違いは、自分で体験してみると良くわかります。 ですから、自分が気になったエディタやIDEをいくつか使ってみて、 その中から気に入ったものをメインのツールにすると良いと思います。