オンプレミス(on-premises)
オンプレミスとは
情報システムのハードウェアを、自社の敷地内や
データセンター内に設置し、自分たちで運用することです。
省略してオンプレと呼ぶこともあります。
英単語「premise」は「前提・根拠」という意味ですが、
複数形の「premises」は「敷地・構内」の意味があります。
2000年代中盤頃に「クラウドサービス」が出現してから、 クラウドの対義語として 「オンプレミス」という言葉が使われるようになりました。 クラウドが出てくる以前は、 情報システムは自社運用を行うことが普通で、 「オンプレミス」という言葉もありませんでした。
オンプレミスのメリットは、
サーバー等の機器を自由に選択できる点や、
セキュリティの安全性です。
一方デメリットは、
機器を自前で用意することから初期投資額が
高くなる点や、
自社で資産の管理や保守を行う必要がある点です。
クラウドかオンプレミスか
情報システムを構築する際に、 クラウドかオンプレミスかの選択肢があります。
初期投資にお金をあまりかけられない場合はクラウド、 クラウドが提供するサーバーのスペックでは物足りない場合はオンプレミス、 などのいろいろな条件を考慮して選択する必要があります。
ただし、どちらか一方に偏らずにオンプレミスとクラウドの両方を採用し、 両者の良いとこ取りをする「ハイブリッド型」も近年増えています。