XPSファイル(XML Paper Specification)

XPSファイルとは拡張子が「.xps」のファイルで、 OSなどの環境に依存せずにドキュメントを閲覧・印刷するためのファイル形式です。 ただし編集はできません。
XPSは「XML Paper Specification」の略で、 XML(Extensible Markup Language)というマークアップ言語をもとに作られています。

開発したのはマイクロソフト社で、 アドビ社のPDFファイルに対抗して作られました。
ただし2007年に開発されてから10年以上たった現在、 普及度では圧倒的にPDFが上回っており、 マイクロソフト社はXPSファイルの普及を すでにあきらめています。

Windows10でXPSファイルを開く方法

XPSファイルを開くには閲覧するためのソフトである「XPSビューアー」があると便利です。

「Windows Vista」や「Windows 7」には デフォルトでXPSビューアーがインストールされていましたが、 普及をあきらめた2018年以降の「Windows 10」にはビューアーすらありません。 ですから手動でインストールしてあげる必要があります。
XPSビューアーをインストールする手順は次の通りです。

  • Windows10の「スタートメニュー 」→ 「設定(歯車のアイコン)」
  • 設定画面の「アプリ」 → 「オプション機能」
  • 「機能の追加」
  • 一覧から「XPSビューアー」にチェックをつけ、「インストール」をクリック

XPSビューアー

これでXPSファイルを表示・印刷することができます。

他の方法としては、他のファイル形式、例えばPDFファイル形式に変換してから開く方法もあります。 その場合は「XPS PDF 変換」などのキーワードでGoogle検索してみてください。

関連記事

IT基礎知識