PowerShell: コマンドレットとは、コマンドとの違い
「コマンドレット(cmdlet)」 とはPowerShellで使用できるコマンドのことを言います。
広い意味ではコマンドレットもコマンドですが、 PowerShellで提供されているコマンドのことをコマンドレットと言い、 コマンドプロンプトやUnix、Linux等で使用するコマンドとは区別しています。
「dir」や「cd」といったコマンドプロンプトで使用していた 従来のコマンドとは異なり、コマンドレットはコマンド名の命名規則に特徴があります。 「Get-Item」や「New-Item」のように動詞と名詞を組み合わせ、 「動詞-名詞」というように間をハイフンでつないで記述します。
従来のコマンドになじんでいる方には、
コマンドレットの書き方に慣れるまで違和感があると思います。
ですが「動詞-名詞」の組み合わせで「どうする-何を」という形式になっているため、
コマンドレットの方が動作を推測しやすくなっています。
コマンドレットは大文字・小文字を区別しません。
「Get-Item」でも「get-item」と記述しても動作します。
PowerShellの開発環境として「PowerShell ISE」が提供されています。 「PowerShell ISE」ではコマンドレットの入力補完機能があり、 例えば「new-item」と小文字で入力しても自動的に 「New-Item」と変換してくれます。 さらに「new-」と入力した時点で「new-」で始まる入力候補のコマンドレットを 表示してくれます。 PowerShellスクリプトを使って開発する場合は 「PowerShell ISE」を利用すると便利です。