PowerShell: 代入演算子
PowerShellで使用する代入演算子は 「= += -= *= /= %=」があります。
代入演算子は値を代入するための演算子で、 例えば「$a = 1」の場合、変数「$a」に1を代入します。 「$b += 1」の場合は変数「$b」の値に1を加算した値を変数「$b」に代入します。 つまり「$b = $b + 1」と同じ意味です。
各演算子の意味と使い方は次の通りです。
演算子 | 意味 | 使い方 |
---|---|---|
= | 右辺の値を左辺に代入する | $a = 1 |
+= | 右辺の値を左辺の値に加算する | $a += 1 |
-= | 右辺の値を左辺の値から減算する | $a -= 1 |
*= | 右辺の値を左辺の値に乗算する | $a *= 1 |
/= | 右辺の値を左辺の値から除算する | $a /= 1 |
%= | 右辺の値を左辺の値から除算した余り | $a %= 1 |
プログラミング初心者にとっては「+=」や「-=」などの代入演算子は 使い慣れるまで違和感があるかもしれません。 その場合は次のように「+=」 などの代入演算子を使わない方法で記述しても構いません。
代入演算子 | 他の書き方 |
---|---|
$a += 1 | $a = $a + 1 |
$a -= 1 | $a = $a - 1 |
$a *= 2 | $a = $a * 2 |
$a /= 2 | $a = $a / 2 |
$a %= 3 | $a = $a % 3 |
各代入演算子の具体的な使用例は次の通りです。 コメント部分でその時点での変数「$a」の値を表示しています。
$a = 1 # 1 $a = 1 $a += 5 # 6 $a = 10 $a -= 3 # 7 $a = 2 $a *= 3 # 6 $a = 10 $a /= 5 # 2 $a = 10 $a %= 3 # 1
「+=」と「*=」の2つの代入演算子については、 数値だけでなく文字列でも使うことができます。 「+=」は左辺の変数に右辺の文字列を加え、 「*=」は左辺の変数を右辺の回数分だけ繰り返した文字列にします。
$a = "abc" $a += "def" Write-Host $a # abcdef $a = "abc" $a *= 3 Write-Host $a # abcabcabc
(まとめ記事: PowerShell 演算子)