PowerShell: 小数点の切り捨て Floor、切り上げ Ceiling
小数点の切り捨て Floor
Floorメソッドの書式は次の通りです。
書式
[Math]::Floor(数値)
戻り値は指定した数値以下の最大の整数値です。
例えば「3.14」を指定した場合は「3」が戻ります。
マイナスの数値「-3.14」を指定した場合は「-4」が戻ります。
次のサンプルコードでは、 Floorメソッドを使って小数点の切り捨てを行っています。
# 正数 [math]::Floor(12.34) # 12 [math]::Floor(12.89) # 12 # 負数 [math]::Floor(-1.2) # -2 # Ceilingメソッド [math]::Ceiling(-1.2) # -1
正数は単純な切り捨てなのでイメージしやすいのですが、 負数の場合は注意が必要です。 「-1.2」を指定したの戻り値は「-2」です。 「-1」を結果として取得したい場合は、 次に紹介するCeilingメソッドを使用します。
小数点の切り上げ Ceiling
Ceilingメソッドの書式は次の通りです。
書式
[Math]::Ceiling(数値)
戻り値は指定した数値以上の最小の整数値です。 例えば「3.14」を指定した場合は「4」が戻ります。 マイナスの数値「-3.14」を指定した場合は「-3」が戻ります。
次のサンプルコードはCeilingメソッドを使った 小数点切り上げの例です。
# 正数 [math]::Ceiling(12.34) # 12 # 負数 [math]::Ceiling(-1.2) # -1 # Floorメソッド [math]::Floor(-1.2) # -2
CeilingもFloorと同じように正数の場合はイメージしやすいのですが、 負数の場合は注意が必要です。
参考サイト
Math.Floor メソッド (System) | Microsoft Docs
Math.Ceiling メソッド (System) | Microsoft Docs