PowerShell: 絶対値を取得する Abs
PowerShellで数値の絶対値 (符号を無視して得られる非負の値) を取得したい場合はAbsメソッドを使用します。 Absメソッドは.NET Framework System.Mathクラスのメソッドで、 書式は次の通りです。
書式
[Math]]::Abs(数値)
Absメソッドの戻り値は指定された数値の絶対値(符号を取り除いた値)です。
第1引数の数値部分に、数値として評価できる文字列を指定した場合は
絶対値を返します。例えば"-10"なら10を返します。
数値として評価できない文字列を指定した場合はエラーになります。
引数に「0」を指定した場合の戻り値は「0」です。
次のサンプルコードはAbsメソッドを使った絶対値取得の例です。 引数には数値や文字列を指定しています。
[Math]::Abs(10) # 10 [Math]::Abs(-10) # 10 [Math]::Abs(3.14) # 3.14 [Math]::Abs(-3.14) # 3.14 [Math]::Abs("10") # 10 [Math]::Abs("-10") # 10 [Math]::Abs(0) # 0 # 数値として評価できない文字列 [Math]::Abs("F") # エラー
参考サイト
Math.Abs メソッド (System) | Microsoft Docs