PowerShell: ファイルやフォルダを作成する New-Item
PowerShellでファイルやフォルダ(ディレクトリ)を作成する場合、 New-Itemコマンドレットを使用します。 New-Itemは新しいアイテムを作成するコマンドで、 ファイルやフォルダ、レジストリキーを作成する際に使用します。
ここではファイルとフォルダを作成する方法を順番に解説します。
ファイルを作成する
ファイルを作成する場合の書式は次の通りです。
New-Item ファイルパス -ItemType File [-Force] [-Value コンテンツ]
「ファイルパス」にははファイルのパスを記述し、 ファイル名だけを記述した場合はカレントディレクトリにファイルを作成します。
# フルパス指定 New-Item D:\test\powershell\test.txt -ItemType File # ファイル名のみ New-Item test.txt -ItemType File
「-ItemType」はアイテムの種類を指定し、ファイルを作成する場合はFileと記述します。 -ItemTypeのエイリアスとして「-Type」と記述することも可能です。
すでに存在するファイルを指定した場合はエラーになります。 エラーを出さずに強制的に作成したい場合は「-Force」を指定します。
# 強制的に作成 New-Item test.txt -ItemType File -Force
ファイルに書き込む内容は-Valueで指定します。
# 「こんにちは」と書き込む New-Item test.txt -ItemType File -Value "こんにちは"
上のコードでは日本語で「こんにちは」と書き込んでみました。 ファイルの文字コードを確認すると「UTF-8」となっています。 New-Itemコマンドレットには文字コードを指定するパラメータがないため、 「UTF-8」限定となります。
フォルダを作成する
フォルダを作成する場合の書式は次の通りです。
New-Item フォルダパス -ItemType Directory [-Force]
フォルダパスの部分はフルパスでもフォルダ名のみでも構いません。
フォルダ名のみの場合はカレントディレクトリに作成します。
「-ItemType」には「Directory」を指定します。
強制的にフォルダを作成する場合は「-Force」を指定します。
使い方はファイルを作成する場合とほとんど同じです。 -ItemTypeにDirectoryを指定する所だけ注意してください。
次のコードではカレントディレクトリに「temp」フォルダを作成します。
New-Item temp -ItemTyp Directory