PowerShell: ファイルやフォルダを削除する Remove-Item

PowerShellでファイルやフォルダを削除するには Remove-Itemコマンドレットを使います。 Remove-Itemは指定したアイテムを削除するコマンドで、 ファイル・フォルダ・レジストリキーなどを削除する際に使います。

ここではファイルとフォルダを削除する方法を説明します。

ファイルを削除する

Remove-Itemでファイルを削除する場合の書式は次の通りです。

書式
Remove-Item ファイルパス [-Force]

ファイルパスにはファイルのパスを記述し、 ファイル名だけの場合はカレントディレクトリを対象としてファイルを削除します。 ファイルが存在しない場合はエラーが発生します。

読み取り専用ファイルや隠しファイルを削除する場合は -Forceオプションを指定します。-Forceオプションがないとエラーが発生します。

# 読み取り専用・隠しファイルを削除する場合
Remove-Item ファイルパス -Force

New-Itemコマンドレットでファイルやフォルダを作成する場合、 -ItemTypeオプションにFileかDorectoryを指定していましたが、 Remove-Itemでは-ItemTypeオプションはありません。

フォルダを削除する

フォルダを削除する場合の書式は次の通りです。

書式
Remove-Item フォルダパス [-Recurse]

フォルダパスの部分にフォルダ名だけを記述した場合は カレントディレクトリのフォルダが対象となります。 フォルダが存在しない場合はエラーが発生します。

フォルダ削除で-Recurseオプションがないと、 次のようなメッセージが表示され、 削除するかどうかを選択する必要があります。


Remove-Item D:\temp\f1

Confirm
The item at D:\temp\f1 has children and the Recurse parameter was not specified. 
If you continue, all children will be removed with the item. 
Are you sure you want to continue?
[Y] Yes [A] Yes to All [N] No [L] No to All [S] Suspend [?] Help (default is "Yes"):

このメッセージが表示されると キーボードからYやNを入力してEnterキーを押して決定する必要があります。 確認メッセージを表示したくない場合は-Recurseオプションを指定してください。

削除対象のフォルダの中身が空の場合は-Recurseが無くても メッセージが表示されることなく削除されますが、 普通は中にファイルやサブフォルダが存在すると思うので -Recurseを付けることをおすすめします。

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