PowerShellで使うデータ型一覧
PowerShellでは独自にデータ型が定義されているわけではなく、 .NET Frameworkのデータ型を使用します。
ここではPowerShellで使うデータ型、データ型のエイリアス、
値について紹介します。
まずは使用頻度の高い太字表記のデータ型
(Boolean, String, DateTime, Int32, Double)をエイリアス(別名)と共におさえてください。
その他は必要に応じて使ってください。
データ型 | エイリアス | 値 |
---|---|---|
System.Boolean | bool | True 又は False |
System.Byte | byte | 0 ~ 255 |
System.SByte | sbyte | -128 ~ 127 |
System.Char | char | 0 ~ 65535 |
System.String | string | 文字列 |
System.DateTime | datetime | 日時 |
System.Int16 | int16 | -32,768 ~ 32,767 |
System.Int32 | int, int32 | -2,147,483,648 ~ 2,147483,647 |
System.Int64 | long, int64 | 8バイトの符号付き整数値 |
System.UInt16 | uint16 | 0 ~ 65,535 |
System.UInt32 | uint32 | 0 ~ 4,294,967,295 |
System.UInt64 | uint64 | 8バイトの符号なし整数値 |
System.Single | single, float | -3.402823E+038 ~ 3.402823E+38 |
System.Double | double | -1.79769313486232E+308 ~ 1.79769313486232E+308 |
System.Decimal | decimal | 16バイトの浮動小数点数 |
例えば整数値を表す「System.Int32」はSystem.を省略して「Int32」
と記述できます。さらにエイリアス(別名)を使って「int」
とも記述できます。
つまり以下の3通りの表記はすべて同じ意味で、
文字列"100"をInt32型に変換しています。
$n = [System.Int32]"100" $n = [Int32]"100" $n = [int]"100"
実際のPowerShellスクリプトでは、 エイリアスを使って記述していることが結構あります。 コードを見た時に、「Systemを省略している」 「エイリアスを使っている」等が慣れるとすぐにわかります。
(まとめ記事: PowerShell 変数)