Python: 関数の定義方法とサンプルコード

Pythonで関数を定義する方法と、 サンプルコードを紹介します。 関数を定義する際は最初に「def」と記述しますが、 これは「definition(定義)」の略です。

関数の定義

書式
def 関数名(引数1, 引数2, ...):
	処理文
	...
	
	return 戻り値

def」の後に関数名を書き、関数名の後のカッコ()内に引数を書きます。
引数がない場合はカッコ()だけで、引数が複数の場合は引数をカンマで区切ります。

戻り値がある場合は return の後に戻り値を書き、 戻り値がない場合は単に return と書くか、 何も書かないかのどちらかです。
処理文から最後のreturnまでをインデントすることで、 関数の範囲を示します。

関数定義のサンプルコード

具体的に関数を定義してみます。
次のサンプルコードでは関数「plus」を定義しています。 関数「plus」は2つの引数を受け取り、 受け取った2つの引数を足して返します。

# 関数定義 ここから
def plus(x, y):

	return x + y
# 関数定義 ここまで

# 関数 plus を呼び出す
n = plus(2, 7)

print(n) # 9

関数の定義位置

上のサンプルコードで記述したように、 関数を定義する位置は呼び出す位置よりも前です。
Pythonは先頭からコードを読み込んで実行するので、 呼び出し場所よりも前に関数定義がないと、 どのような関数かわからずにエラーが発生します。

次のコードのように、呼び出し位置と定義位置を逆にしたコードを実行すると エラー「NameError」が発生します。

NG例
# 関数 plus を呼び出す
n = plus(2, 7)

# 関数定義 ここから
def plus(x, y):

	return x + y
# 関数定義 ここまで
実行結果: エラー
    n = plus(2, 7)
NameError: name 'plus' is not defined
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