Python: 関数の呼び出し方
Pythonでの関数の呼び出し方について解説します。 引数があるかどうか、戻り値があるかどうかによって書き方が違ってきます。 関数の呼び出しの事を「関数のコール(call)」と言う場合もあります。
関数呼び出しの基本
引数がある場合は「関数名(引数)」と書いて、
引数がない場合は「関数名()」と書きます。
戻り値がある場合は変数で受け取って、
戻り値がない場合は受け取る必要はありません。
引数の有無、戻り値の有無によって次の4パターンがあります。
# 戻り値なし・引数ありの場合 関数名(引数) # 戻り値なし・引数なしの場合 関数名() # 戻り値あり・引数ありの場合 変数 = 関数名(引数) # 戻り値あり・引数しの場合 変数 = 関数名()
関数呼び出しのサンプルコード
実際に呼び出すコードを書いてみます。
引数も戻り値もあるパターンです。
定義した関数「plus」を呼び出す際に2つの引数を指定し、
戻り値を変数「n」に代入しています。
# 関数定義 ここから def plus(x, y): return x + y # 関数定義 ここまで # 関数 plus を呼び出す n = plus(2, 7) print(n) # 9
関数を呼び出す位置
先ほどのコードのように、関数を呼び出す場合は 先に関数を定義して、その後で関数を呼び出します。
Pythonは先頭からコードを読み込んで実行するので、 呼び出し場所よりも前に関数定義がないとエラーが発生します。
戻り値のない関数の戻り値を受け取ってみる
戻り値のない関数の戻り値を受け取った場合はどうなるのでしょうか。
次のコードでは戻り値のない関数「test」の戻り値を変数retで受け取っています。
retの値を表示すると「None」になりました。
# 関数定義 ここから def test(s): print(s) # 関数定義 ここまで # 関数呼び出し ret = test("hoge") print(ret) # None