Python: 2次元配列(リスト)をappendで動的に作成する

Pythonで2次元配列(2次元リスト)を動的に作成したい場合、 appendメソッドを使って作成できます。

通常(1次元配列の場合)、appendメソッドで要素を追加するには

リスト.append()

# 例
arr.append("a")

と記述しますが、2次元配列を作成する場合は、 上の値の部分に配列(リスト)を指定します。

リスト.append(リスト)

# 例
arr.append([1, "a"])

このように記述することで2次元配列が作成できます。

サンプルコード

ここでは、下表のような3行×3列の2次元配列を appendメソッドを使って動的に作成してみます。

1列目2列目3列目
1行目1a
2行目2b
3行目3c
# 空の配列を作成
arr = []

# 1行目
arr.append([1, "a", "あ"])

# 2行目
arr.append([2, "b", "い"])

# 3行目
arr.append([3, "c", "う"])

# 表示
for a in arr:
	print(a)
実行結果
[1, 'a', 'あ']
[2, 'b', 'い']
[3, 'c', 'う']

上のコードのようにまずは空の配列を作成し、 appendメソッドで配列を追加していくことで 2次元配列が動的に作成できます。

値を取得する場合は次のように「行のインデックス」と「列のインデックス」を指定します。

リスト[行のインデックス][列のインデックス]

例えば2行目・3列目の値を表示する場合は次の通りです。

print(arr[1][2])  # い
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