Python: SELECT文でID値が存在するかをFor文を使って確認する

SQLite3で テーブル名test カラム(id, name)。

配列のデータ[1, 2, 3, 4, 5]の中から、 testテーブルのidに存在しない値を取得します。

forループを使用して1件ずつ検索する方法を示します。 この方法は、大量のデータを扱う場合にはあまり効率的ではありませんが、 理解しやすく、小規模なデータセットには適しています。

以下がPythonコードの例です:

import sqlite3

# データベースに接続
conn = sqlite3.connect('your_database.db')
cursor = conn.cursor()

# テストデータ
data = [1, 2, 3, 4, 5]

# 結果を格納するリスト
not_in_db = []

# forループで各値を確認
for value in data:
	# SQLクエリを作成
	query = "SELECT COUNT(*) FROM test WHERE id = ?"
	
	# クエリを実行
	cursor.execute(query, (value,))
	
	# 結果を取得 (fetchoneの結果は単一の要素を持つタプル)
	result = cursor.fetchone()
	
	# もし結果が0(つまり、idが存在しない)なら、リストに追加
	if result[0] == 0:
		not_in_db.append(value)

# 結果を表示
print("testテーブルのidに存在しない値:")
for value in not_in_db:
	print(value)

# 接続を閉じる
conn.close()

このコードの説明:

  1. SQLite3データベースに接続します。
  2. テストデータとして配列 [1, 2, 3, 4, 5] を使用します。
  3. 結果を格納するための空のリスト not_in_db を作成します。
  4. forループを使用して、dataの各値に対して以下の処理を行います:
    • その値がtestテーブルのidカラムに存在するかどうかを確認するSQLクエリを作成します。
    • クエリを実行し、結果(マッチする行数)を取得します。
    • もし結果が0(つまり、idが存在しない)なら、その値をnot_in_dbリストに追加します。
  5. 最後に、not_in_dbリストの内容(テーブルに存在しない値)を表示します。
  6. データベース接続を閉じます。

このアプローチの利点:

  • 理解しやすく、直感的です。
  • 各値を個別に処理するので、必要に応じて追加の処理を挿入しやすいです。

欠点:

  • データ量が多い場合、効率が悪くなります(各値ごとにデータベースクエリを実行するため)。
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