Obsidianのさまざまな検索機能を紹介
Obsidianはリンク機能に注目されがちですが、 実は検索機能も充実しています。 AND、OR、NOT、フレーズ検索はもちろん、フォルダを限定した検索や、 タグ、ファイル名の検索も可能です。
このページではObsidianが持つ豊富な検索機能を紹介します。
基本的な検索方法
まずは基本的な検索方法を紹介します。
検索タブから検索ワードを入力
サイドバーの「検索」タブをクリックします。 デフォルトのショートカットは「Shift + Ctrl + F」です。 検索ボックスに検索ワードを入力してEnterキーを押すと 検索結果が表示されます(下図)。
三本線のボタンを押すと検索結果を折りたたんだり、 開いたりできます(下図)。
テキストを選択して検索
ノートに記述しているテキスト部分を選択して右クリックすると、 「〇〇を検索」というメニューが表示されます(下図)。
これをクリックすると検索タブが開いて検索結果が表示されます。
検索結果をスター(お気に入り)に登録
スター(お気に入り)機能を利用している場合、 スタータブの「3本線に星マーク」のボタンを押すと、現在の検索を スターに登録することができます。(下図)
良く使う検索ワードはスターに登録しておくと便利です。
スターの使い方は次の記事を参考にしてください。
(Obsidianのスター(お気に入り)機能を使う)
AND, OR, NOT, フレーズ検索
ANDやORなどの論理検索 + フレーズ検索について説明します。
AND検索
AND検索は検索ワードの間に半角スペースを入れます。
ワード1 ワード2
「ワード1とワード2の両方が含まれる」ノートがヒットします。
OR検索
OR検索はワードの間に大文字で「OR」と入力します。 小文字の「or」はダメです。
ワード1 OR ワード2
「ワード1、又はワード2が含まれる」ノートがヒットします。
NOT検索(否定検索)
否定検索は、含めたくないワードの前に「-」記号を記述します。
ワード1 -ワード2
上記の場合、「ワード1は含むけど、ワード2は含まない」ノートがヒットします。
フレーズ検索
フレーズ検索を行う場合は、フレーズを「"」ダブルクォートで囲みます。
"ワード1 ワード2"
上記の場合、「ワード1 ワード2」というフレーズを含むノートがヒットします。 ダブルクォートを付けなければ単なるAND検索になってしまいます。
検索オプション
検索ボックスが空白の時に検索ボックス内をクリックすると、 検索オプションが表示されます(下図)。
これらの検索オプションのうち、 良く使う3つを紹介します。
フォルダを限定して検索
検索するフォルダを限定したい場合は「path:フォルダ名」と記述します。
# 指定したフォルダ内のみを検索 検索ワード path:フォルダ名特定のフォルダを除外したい場合は「-」記号を加えて「-path:フォルダ名」と記述します。
# 指定したフォルダを除外する 検索ワード -path:フォルダ名
検索ワードとフォルダ指定の順番は入れ替わっても構いませんし、 フォルダを複数指定することもできます。
検索ワード -path:フォルダ1 -path:フォルダ2
上記の場合は「フォルダ1」と「フォルダ2」を除外して検索ワードを検索します。
ファイル名で検索
ファイル名だけを対象に検索する場合は「file:検索ワード」と記述します。
file:検索ワード
上記の場合は検索ワードをファイル名に含むノートがヒットします。
file:検索ワード1 file:検索ワード2
上記の場合はファイル名に検索ワード1と検索ワード2の両方を含むノートがヒットします。
タグを検索
タグを検索する場合は「tag:#タグ名」と記述します。 「#」記号を付け忘れないようにしてください。
tag:#タグ名
タグのAND検索やOR検索ももちろんできます。
# AND検索 tag:#タグ名1 tag:#タグ名2 # OR検索 tag:#タグ名1 OR tag:#タグ名2
検索結果をノート内に埋め込む
検索結果をノート内に埋め込むこともできます。 その場合は次のように「`」バッククォート3つと「query」を使います。
```query 検索ワード ```
ObsidianURIを使って検索
ObsidianURIを使って検索することも可能です。
次のようにMarkdownのリンクを作成します。
[検索ワード](obsidian://search?vault=保管庫名&query=検索ワード)
上のリンクをノートに記述し、リンク部分をクリックすると サイドバーの検索タブが開いて、検索結果が表示されます。
スター(お気に入り)機能の代わりとしてObsidianURIを使うことも可能です。