VBScript: Msgbox()関数でメッセージを表示する

VBScriptでメッセージボックスを表示する場合は、 Msgbox()関数を使用します。

最もシンプルな書き方は次の通りです。

Msgbox "表示したいメッセージ"

このコードを実行すると、下図のようなメッセージボックスが表示されます。

Msgbox()関数

タイトルも表示する場合

メッセージボックスにタイトルを加えたい場合は次のように 3番目の引数にタイトルを指定します。

Msgbox "表示したいメッセージ", , "タイトル"
タイトルを付加

メッセージを途中で改行したい場合

メッセージボックスに表示するメッセージを途中で改行したい場合は、 改行したい位置に「vbCr」または「Chr(13)」を入れます。

msg = "1行目" & vbCr & "2行目"
Msgbox msg, , "タイトル"
改行を入れる

改行(キャリッジリターン)を表す文字コードは13です。 Chr()関数に文字コード13を指定することで改行になります。 そしてChr(13)の定数が「vbCr」です。

ですから「vbCr」か「Chr(13)」のどちらかを指定します。

「OK」か「キャンセル」かを選択してほしい場合

メッセージボックスを表示して「OK」か「キャンセル」のどちらかを 選択してもらう場合のサンプルコードです。

msg = "「OK」か「キャンセル」を選択してください"

'メッセージボックスを表示
intRe = Msgbox(msg, vbOKCancel, "確認")

If intRe = vbOK Then
	'OK時の処理
Else
	'キャンセル時の処理
End If
vbOKCancel

Msgbox()関数の2番目の引数に「vbOKCancel」を指定し、 戻り値を変数で受け取ります。

ユーザーが「OK」を選択した場合の戻り値は「1」で、定数は「vbOK」です。 「キャンセル」を選択した場合の戻り値は「2」で、定数は「vbCancel」です。

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