VBScript: ファイルを削除する方法2通り DeleteFile, Delete

VBScriptでファイルを削除する場合は、 ファイルシステムオブジェクトのDeleteFileメソッドを使う方法と、 FileオブジェクトのDeleteメソッドを使う方法があります。

2つの方法について順番に解説します。

ファイルシステムオブジェクトのDeleteFileメソッド

ファイルシステムオブジェクトのDeleteFileメソッドを使って削除する場合は、 次のように記述します。

書式
ファイルシステムオブジェクト.DeleteFile ファイルパス

次のサンプルコードではファイル「d:\test\vbs\a.txt」を削除します。

Dim strFilePath
'ファイルパス
strFilePath = "d:\test\vbs\a.txt"

'ファイルシステムオブジェクト作成
Set objFS = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

'ファイル削除
objFS.DeleteFile strFilePath

ファイルパスは直接記述するよりも、 上のコードのように変数で管理した方が見やすくなると思います。

FileオブジェクトのDeleteメソッド

FileオブジェクトのDeleteメソッドを使って削除する場合は、 次のように記述します。

書式
Fileオブジェクト.Delete

次のサンプルコードも同じようにファイル「d:\test\vbs\a.txt」を削除します。

Dim strFilePath
'ファイルパス
strFilePath = "d:\test\vbs\a.txt"

'ファイルシステムオブジェクト作成
Set objFS = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

'Fileオブジェクト作成
Set objFile = objfs.GetFile(strFilePath)

'ファイル削除
objFile.Delete

ファイルシステムオブジェクトを作成した後に、 Fileオブジェクトを作成するためひと手間増えます。

どちらの方法でも可能なので好きな方を使ってください。

エラー対応

  • パスが無効な場合: パスを確認してください。
  • アクセス権限がない場合: 管理者権限で実行してください。
VBScript入門