VBScript: ファイルを作成する CreateTextFile

VBScriptでファイルを作成する場合はファイルシステムオブジェクトの CreateTextFileメソッドを使用します。

CreateTextFileメソッドの書式は次の通りです。

書式
ファイルシステムオブジェクト.CreateTextFile(ファイルパス, [上書き [, 文字コード]])

第2引数は省略可能で、 True(上書きする)またはFalse(上書きしない)を指定します。 規定値はTrueです。

第3引数も省略可能で、 True(UTF-16)またはFalse(Shift-JIS)で文字コードを指定します。 規定値はFalseです。

ファイルを作成するための基本スクリプト

VBScriptでファイルを作成するには、以下のコードを使用します:

' FileSystemObjectを作成
Dim objFSO
Set objFSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

' ファイルを作成
Dim objFile
Set objFile = objFSO.CreateTextFile("C:\ExampleFile.txt", True)

' ファイルにテキストを書き込む
objFile.WriteLine("これは例のテキストです。")
objFile.Close

スクリプトの詳細解説

このスクリプトでは、まずFileSystemObject(FSO)を作成し、CreateTextFileメソッドを使用して指定された場所に新しいファイルを作成します。その後、WriteLineメソッドを使ってファイルにテキストを書き込み、Closeメソッドでファイルを閉じます。

エラーハンドリング

ファイル作成中にエラーが発生することがあります。そのため、エラーハンドリングを追加することが推奨されます。以下はその一例です:

' エラー処理を有効化
On Error Resume Next

' FileSystemObjectを作成
Dim objFSO
Set objFSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

' ファイルを作成
Dim objFile
Set objFile = objFSO.CreateTextFile("C:\ExampleFile.txt", True)

' エラーチェック
If Err.Number <> 0 Then
    WScript.Echo "ファイルの作成に失敗しました: " & Err.Description
Else
    ' ファイルにテキストを書き込む
    objFile.WriteLine("これは例のテキストです。")
    objFile.Close
End If

' エラー処理を無効化
On Error GoTo 0
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