VBScript: 定数を宣言する Const

「定数」とは数値や文字列に名前を与えたもので、 途中で値を変更できません。 途中で値を変更できるのが「変数」、変更できないのが「定数」です。

VBScriptで定数を宣言する場合は、Constステートメントを使って 次のように宣言します。

書式
Const 定数名 = 値

定数名は慣例としてアルファベットの大文字で記述します。 値はリテラル値を指定します。

次のサンプルコードは消費税の税率を定数としています。

' 消費税 税率
Const TAX = 0.1

'税抜き価格
intPrice = 100

'消費税
WScript.Echo intPrice * TAX

定数宣言時の注意点

Constステートメントを使って定数を宣言する際に注意点があります。

次のように、演算子を含めた値を指定するとエラーになります。

Const TEISUU = 2 + 3
実行結果
Microsoft VBScript コンパイル エラー: リテラル定数を指定してください。

「リテラル定数を指定してください」とありますから、 リテラル値を指定する必要があります。

同様に、宣言済みの定数を利用して新たな定数を宣言してもエラーとなります。

Const T1 = 10
Const T2 = T1 * 2
実行結果
Microsoft VBScript コンパイル エラー: リテラル定数を指定してください。

こうした点はVB(Visual Basic)やVBA(Visual Basic For Application)などの 定数宣言とは仕様が異なるため注意が必要です。

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