VBScript: Int型とLong型の最大値は？
VBScriptでのInteger型（整数型）の最大値は「32,767」です。 値の範囲は「-3,2768 ～ 32,767」になります。
Long型（長整数型）の最大値は「2,147,483,647」です。 値の範囲は「-2,147,483,648 ～ 2,147,483,647」になります。
Integer型（整数型）の最大値を確認してみる
Int型の最大値が「32767」であることを確認してみます。
まずCInt 関数を使って「32767」をInt型に変換してみます。
n = CInt(32767) WScript.Echo TypeName(n) ' Integer
このコードはもちろん正常に実行できます。
次に1つ大きい値の「32768」をInt型に変換してみます。
n = CInt(32768)
上のコードを実行すると、次のエラーが発生します。
実行結果
Microsoft VBScript 実行時エラー: オーバーフローしました。: 'CInt'
「32767」はOKで「32768」だとオーバーフローになるため、 Int型の最大値が「32767」であることが確認できます。
Long型（長整数型）の最大値を確認してみる
同じようにLong型の最大値が「2,147,483,647」であることを確認してみます。
まずCLng 関数を使って「2147483647」をLong型に変換してみます。
n = CLng(2147483647) WScript.Echo TypeName(n) ' Long上のコードは正常に実行されます。
次に1つ大きい値の「2147483648」をLong型に変換してみます。
上のコードを実行すると、次のエラーが発生します。
実行結果
Microsoft VBScript 実行時エラー: オーバーフローしました。: 'CLng'
「2147483647」はOKで「2147483648」だとオーバーフローになるため、 Long型の最大値が「2147483647」であることが確認できます。