VBScript: ファイルへの書き込み(上書き・追記)
VBScriptでファイルへ書き込みを行う場合は、 TextStreamオブジェクトのWriteLineメソッドを使用します。
WriteLineメソッドの書式は次の通りです。
TSオブジェクト.WriteLine(文字列)
文字列の最後に改行を加えて書き込みます。 改行が不要な場合は Write メソッドを使用してください。
上書き・追記を指定する方法
ファイルシステムオブジェクトのOpenTextFileメソッドを使用してファイルを オープンする場合、 入出力モードを指定することで上書きか追記かを区別することができます。
入出力モードは次の通りです。
値 | 意味 |
---|---|
1 | 読み取り専用 |
2 | 書き込み(上書き) |
8 | 書き込み(追記) |
具体的には次のように指定します。
上書きの場合
Set objText = objFS.OpenTextFile(ファイルパス, 2)
追記の場合
Set objText = objFS.OpenTextFile(ファイルパス, 8)
次のサンプルコードではテキストファイル「a.txt」に 文字列を書き込んでいます(上書きモード)。
strFile = "d:\test\vbs\a.txt" 'ファイルシステムオブジェクト作成 Set objFS = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") ' ファイルオープン Set objText = objFS.OpenTextFile(strFile, 2) ' 書き込み objtext.WriteLine("書き込みテスト") ' ファイルクローズ objText.Close
追記モードでファイルの末尾から書き込みたい場合は、 追記を意味する「8」を指定してください。
' ファイルオープン(追記の場合) Set objText = objFS.OpenTextFile(strFile, 8)
書き込みの最後に改行が不要な場合はWriteメソッドを使用してください。
' 書き込み(改行なし) objtext.Write("書き込みテスト")