VBScript: 文字列を数値(整数)に変換する CInt CLng
VBScriptで文字列を数値(整数)に変換する場合は、 CInt関数かCLng関数を使用します。
書式
CInt(式) CLng(式)
引数の式には数値として認識できるものを指定します。
CInt関数で変換できる数値の範囲は「-3,2768 ~ 32,767」で、 CLng関数で変換できる数値の範囲は 「-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647」です。範囲を超える値を変換しようとした場合「オーバーフローしました。」 というエラーが発生します。
次のコードでは、CIng関数とCLng関数を使って 文字列を数値(整数)に変換しています。
' CInt WScript.Echo CInt("1230") ' 1230 WScript.Echo CInt("1,230") ' 1230 ' CLng WScript.Echo CLng("45678") ' 45678 WScript.Echo CLng("45,678") ' 45678
次のコードのように、数値として認識できない式を指定した場合は エラーが発生します。
WScript.Echo CInt("hoge") ' 実行結果 ' Microsoft VBScript 実行時エラー: 型が一致しません。: CInt
整数型の範囲を超える値を指定した場合もエラーが発生します。
WScript.Echo CInt("123456") ' 実行結果 ' Microsoft VBScript 実行時エラー: オーバーフローしました。: CInt