VBScript: 数値を文字列に変換する CStr
VBScriptで数値を文字列に変換する場合は、 CStr関数を使用します。
CStr関数の書式は次の通りです
書式
CStr(式)
引数の式には文字列型に変換できる値を指定します。 数値だけでなく、日付型やブール型の値も指定できます。
次のサンプルコードでは数値「123.4」を文字列型に変換しています。 TypeName関数で文字列型であることが確認できます。
n = 123.4 s = CStr(n) WScript.Echo s WScript.Echo TypeName(s)
次のサンプルコードは、 数値同士をそのまま +演算子で処理した場合と、 Cstr関数で文字列に変換した上で +演算子で処理した場合の違いです。
前者は算術演算子として機能し、後者は文字列連結演算子として機能します。
WScript.Echo a + b ' 33(加算) WScript.Echo CStr(a) + CStr(b) ' 1122(文字列連結)
Cstr関数にNullを指定した場合は実行時エラーが発生します。
WScript.Echo CStr(Null) 'Microsoft VBScript 実行時エラー: Null 値の使い方が不正です。: CStr