VBScript: 正規表現で大文字・小文字の区別を設定する IgnoreCase

VBScriptの正規表現で、 大文字・小文字を区別するかどうかを設定する場合は、 RegExpオブジェクトのIgnoreCaseプロパティを使用します。

RegExpオブジェクト.IgnoreCase [ = True / False ]

Trueの場合は大文字・小文字を区別せず、 Flaseの場合は区別します。 規定値は「Flase」なので何も設定しない場合は大文字・小文字を区別します。
(英単語「ignore」には「無視する」という意味があります)

次のサンプルコードでは、 IgnoreCaseプロパティにTrueを設定しています。
その結果、大文字・小文字を区別せずにパターンに一致する文字列を 置換しています。

' 検索対象
str = "bat,cat,But,Cut"
' パターン
strPattern = "b.t"

' RegExpオブジェクト
Set objRe = New RegExp

' パターン
objRe.Pattern = strPattern
' 全体を検索
objRe.Global = True

'大文字・小文字を区別しない
objRe.IgnoreCase = True

' 置換
strNew = objRe.Replace(str, "zzz")

WScript.Echo strNew  ' zzz,cat,zzz,Cut
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