VBScript: Select Case文の書き方
VBScript: Select Case文の書き方
VBScriptで条件分岐を行う方法の一つに「Select Case」文があります。 この文を使用すると、複数の条件を簡潔に評価できます。
Select Case文の基本構造
Select Case 条件式
Case 値1
' 条件式が値1に一致する場合の処理
Case 値2
' 条件式が値2に一致する場合の処理
Case Else
' どの条件にも一致しない場合の処理
End Select
条件式が特定の値に一致した場合、そのケースの処理が実行されます。いずれの値にも一致しない場合は、Case Elseの処理が実行されます。
複数の条件の指定
Caseに複数の値を指定することも可能です。この場合、カンマで区切って記述します。
num = 20
Select Case num
Case 10
WScript.Echo "10です"
Case 20, 30
WScript.Echo "20または30です"
Case Else
WScript.Echo "一致しません"
End Select
この例では、numが20または30の場合にメッセージが表示されます。
具体的な使用例
以下は、より複雑な条件を評価する実際の使用例です。
dayOfWeek = "Wednesday"
Select Case dayOfWeek
Case "Monday", "Tuesday"
WScript.Echo "週の初めです"
Case "Wednesday"
WScript.Echo "週の中日です"
Case "Thursday", "Friday"
WScript.Echo "週の終わりが近いです"
Case Else
WScript.Echo "週末です"
End Select
この例では、曜日に応じて異なるメッセージが表示されます。
まとめ
Select Case文を使うことで、複雑な条件分岐を簡潔に記述することができます。 複数の条件を扱う場合や、コードを読みやすくするために積極的に活用しましょう。